「サバをよむ」ってどういう意味?面白い由来と語源に迫る!
誰かが人数を数えているときに、ふと耳にする「サバをよむ」という言葉。
「なんでサバなの?」「魚とどんな関係があるんだろう?」
そう思ったことはありませんか?
サバをよむは、「数をごまかす」という意味で使われることが多いのですが、その由来には意外な物語が隠されています。
この記事では、「サバをよむ」の正しい意味から、なぜ「鯖」という魚が使われるようになったのか、その面白い語源について解説していきます。
1. 「サバをよむ」の正しい意味を再確認
「サバをよむ」とは、実際よりも多め、または少なめに、いい加減に数をごまかすことを指す慣用句です。
特に、自分の都合の悪いときや、ちょっとした冗談で使われることが多いですね。例えば、「年齢サバをよむ」「人数サバをよむ」といった使い方をします。
2. なぜ「鯖」なのか?面白い由来と語源
「サバをよむ」の由来には、複数の説があります。どの説も、鯖という魚の特性や、当時の人々の暮らしと深く関わっています。
由来1:足が早い「鯖」と早口な商人
最も有力な説は、鯖が非常に傷みやすい魚(足が早い)であったことに由来します。
江戸時代の魚市場では、新鮮な鯖を少しでも早く売りさばく必要がありました。そのため、商人は一尾ずつ丁寧に数える暇がなく、大急ぎで早口に「ひとつ、ふたつ…」と数を数えていました。
あまりにも早口で、お客さんには正確な数がわからず、結果的に数がいい加減になってしまうことから、「サバをよむ」という言葉が生まれたとされています。
この説は、鯖の「腐りやすい」という生物学的特性と、当時の商習慣がうまく結びついた、非常に興味深いものです。
由来2:早口で数えるときの擬音説
もう一つの説は、鯖を大急ぎで数えるときの「サバサバ」という音が語源になったというものです。早口に数を数える様子を擬音で表現したという、言葉の響きから生まれた語源です。
3. 関連コラム:面白い日本語の語源
「サバをよむ」のように、日本語には面白い語源を持つ言葉がたくさんあります。
「ご機嫌斜め」:気分が悪いという意味ですが、これは機嫌の良し悪しを扇子で表現したことに由来します。機嫌が良い時は扇子がまっすぐで、悪い時は斜めに傾いている様子を表したと言われています。
「二の舞を演じる」:失敗を繰り返すという意味の慣用句ですが、これは雅楽の舞に由来します。二人で舞う「二ノ舞」が、前の舞人が失敗すると、後の舞人も同じように失敗するというパターンが多かったことから生まれた言葉です。
まとめ
普段何気なく使う「サバをよむ」という言葉には、江戸時代の活気ある魚市場の様子や、当時の人々の知恵が隠されていました。
「サバを読む」とは、単に数をごまかすだけでなく、鯖の鮮度を保つために商人がいかに慌てていたか、その情景を物語る言葉だったのです。
次にこの言葉を使ったり聞いたりする機会があったら、ぜひこの由来を思い出してみてください。