クラミジアは「浮気」とは限らない?夫婦どちらかに心当たりがない場合の真実
「旦那がクラミジアと診断された…でも心当たりがないって言うし、浮気じゃないって信じたい…」
「夫婦なのにクラミジアになったのはなぜ?まさか、浮気?」
クラミジアは、性感染症の中でも最も感染者が多い病気の一つです。もし、夫婦のどちらかがクラミジアと診断された場合、「浮気が原因ではないか?」と、相手を疑ってしまうのは当然のことでしょう。しかし、心当たりがないにもかかわらず感染してしまうケースも少なくありません。
この記事では、クラミジアの夫婦間での感染について、浮気以外の原因は考えられるのか、そして夫婦でどのように向き合うべきかを分かりやすく解説します。不安な気持ちを抱えているあなたに、正しい知識と心の持ち方をお伝えします。
クラミジア感染は「浮気」が原因?夫婦間で感染する仕組み
クラミジアは、主に性行為によって感染する病気です。そのため、夫婦のどちらかがクラミジアと診断された場合、浮気を疑ってしまうのはごく自然なことです。
クラミジアは感染から数日で発症することもあるため、直近の性行為が感染源である可能性が高いです。
無症状で放置すると、慢性化して、性行為をするたびに夫婦間でうつし合う「ピンポン感染」を起こすことがあります。
しかし、「心当たりがない」という言葉には、浮気以外の真実が隠されていることもあります。
夫婦どちらかに「心当たりがない」場合に考えられる3つの原因
「旦那(妻)としか性行為をしていないのに、クラミジアと診断された」という場合、以下の3つの原因が考えられます。
1. 過去のパートナーから感染していたが、無症状だった
クラミジアに感染しても、自覚症状が出ないケースが非常に多いです。男性の50%、女性の80%が無症状だと言われています。
そのため、過去の性行為で感染していたものの、自覚症状がないまま放置しており、夫婦になった後で症状が出たり、夫婦間でピンポン感染を繰り返したりして、感染が発覚するケースがあります。
2. 検査のタイミングによるもの
クラミジアは、感染から症状が出るまでに数日〜数週間かかることがあります。もし、夫婦で同時に検査をした結果、片方だけが陰性で、もう片方が陽性だった場合、陰性だった方が潜伏期間中である可能性があります。
夫婦で同時に治療し、再検査を行うことが重要です。
3. 口腔での感染
クラミジアは、性器だけでなく、口や喉にも感染することがあります。オーラルセックスによってクラミジアが喉に感染した場合、自覚症状がほとんどないため、感染に気づきにくいです。
この場合も、性器のクラミジアが治っても、喉に菌が残っていると、再び感染してしまう可能性があります。
夫婦でクラミジアと診断されたら?正しい向き合い方
もし、夫婦のどちらかがクラミジアと診断された場合、浮気を疑う前に、まずは落ち着いて以下の対処法を考えてみましょう。
二人で話し合う: なぜクラミジアに感染したのか、心当たりがないのはなぜなのか、夫婦で正直に話し合うことが大切です。
二人で同時に治療する: クラミジアは、夫婦のどちらかが治療しても、もう片方が感染源になっていると、再び感染してしまいます。必ず二人で同時に****治療を開始し、再検査を行うようにしましょう。
正しい知識を持つ: クラミジアについて正しく理解することで、浮気への疑いや不安な気持ちを軽減できます。
まとめ:クラミジア感染は「浮気」と決めつけないことが大切
夫婦のどちらかがクラミジアに感染した場合、浮気を疑ってしまうのは仕方ありません。しかし、クラミジアは無症状で放置されやすく、過去の性行為が原因で感染している可能性も十分に考えられます。
クラミジアは無症状であることが多い
過去の感染が原因である可能性がある
夫婦で同時に治療することが重要
クラミジアを夫婦の溝にしないためにも、「浮気」と決めつける前に、正しい知識を持って、二人で冷静に話し合い、治療に向き合うことが何よりも大切です。