「コンタクトが原因で眼科医に怒られた…」目の健康を守るための正しい使い方とトラブル対処法
「コンタクトレンズって便利だけど、ちょっと怖い…」「眼科で先生に怒られた経験がある…」
コンタクトレンズは、メガネなしでクリアな視界を手に入れられる便利なアイテムです。しかし、その便利さゆえに、ついつい間違った使い方をしてしまい、目のトラブルを引き起こしてしまう人も少なくありません。そして、眼科の先生から厳しい指導を受ける、なんてことも…。
この記事では、コンタクトレンズが原因で起こりやすい目のトラブルや、目の健康を守るための正しい使い方、万が一トラブルが起こった際の対処法まで、詳しく解説していきます。快適なコンタクトライフを送りながら、大切な目を守るために、ぜひ最後までお読みください!
なぜ眼科医は「怒る」のか?危険なコンタクトの使い方
眼科医が患者さんに厳しい口調になるのは、決して意地悪をしているわけではありません。それは、**「目の健康を本当に心配しているから」**に他なりません。間違ったコンタクトレンズの使い方は、取り返しのつかない目の病気や視力低下、最悪の場合は失明に繋がる可能性もあるからです。
特に注意が必要な、眼科医が「これは危ない!」と感じる使い方は以下の通りです。
装用期間の無視:
ワンデータイプを数日使う、2ウィークタイプを1ヶ月使うなど、決められた期間を超えて使用すること。
危険性: レンズの汚れが蓄積し、細菌感染や酸素不足を引き起こす原因になります。
眼科医の心の声: 「たった数日の節約で、一生の視力を失うリスクをなぜ負うの?」
不適切なケア:
レンズケアを怠る、水道水で洗う、使用期限切れの洗浄液を使うなど。
危険性: レンズに付着した細菌やカビが目に侵入し、角膜炎や角膜潰瘍などの重篤な感染症を引き起こします。
眼科医の心の声: 「水は汚い!カビが生えるかもって考えたことある?」
装用したまま寝てしまう:
うっかり寝落ちしてしまうことや、意図的に寝る直前まで装用していること。
危険性: 睡眠中は涙の量が減り、酸素が目に届きにくくなります。酸素不足により、角膜が傷ついたり、感染症のリスクが高まったりします。
眼科医の心の声: 「寝ている間、目は酸素を欲しがってるんだよ!窒息させてどうするの?」
定期検診を受けない:
目の状態は常に変化しています。自覚症状がなくても、トラブルが進行していることもあります。
危険性: 自覚症状のないまま目の病気が進行し、手遅れになることがあります。度数が合わなくなっているのに使い続けることで、目の疲労や頭痛の原因にもなります。
眼科医の心の声: 「目の健康は自分でチェックできない!プロに見せるのが一番確実なのに…」
他人からレンズをもらう・ネットで安易に購入する:
適切な処方なしにレンズを使用することは非常に危険です。
危険性: 自分の目に合わないレンズは、痛みや傷の原因になります。また、品質が保証されないレンズは、感染症のリスクが高いです。
眼科医の心の声: 「目は一つしかないんだよ!そんなに大切じゃないの?」
目を健康に保つための「コンタクトレンズの正しい使い方」
眼科医に怒られることなく、快適にコンタクトレンズを使うために、以下のポイントをしっかり守りましょう。
1. 眼科医の指示と定期検診は「絶対」!
定期検診を必ず受ける:
自覚症状がなくても、3ヶ月~半年に一度は定期検診を受けましょう。目の状態は自分では分かりにくいものです。
処方されたレンズを使う:
度数だけでなく、ベースカーブ(BC)や直径(DIA)など、目に合ったレンズを選ぶことが大切です。勝手に度数を変えたり、ネットで安いからと別の種類に手を出すのはやめましょう。
調子が悪い時はすぐに受診:
少しでも違和感や痛み、充血などがあれば、すぐにレンズの使用を中止し、眼科を受診しましょう。「様子見」は禁物です。
2. レンズの装用期間・交換サイクルを守る
ワンデーは一日で捨てる:
「もったいない」と思っても、必ずその日のうちに捨てましょう。再使用は絶対にNGです。
2ウィーク、マンスリーは期間厳守:
決められた期間が過ぎたら、たとえ使用回数が少なくても、必ず新しいレンズに交換しましょう。開封した時点から劣化は始まります。
3. 正しいレンズケアを徹底する
洗浄・すすぎ・消毒を怠らない:
専用の洗浄液を使い、レンズを手のひらに乗せて、指の腹で優しく丁寧にこすり洗いしましょう。すすぎも忘れずに。
レンズケースも清潔に:
レンズケースは毎日洗浄液で洗い、自然乾燥させましょう。月に一度は新しいケースに交換するのが理想です。
洗浄液は「水道水以外」で:
レンズケアには、必ず専用の洗浄液(MPSや過酸化水素タイプなど)を使用しましょう。水道水には雑菌やカビの原因となる微生物が含まれている可能性があります。
4. 装用時間と睡眠に注意する
過度な長時間装用を避ける:
長時間装用は目に負担をかけます。推奨される装用時間は8時間程度と言われています。可能であれば、家に帰ったらすぐにメガネに切り替えましょう。
装用したまま寝ない:
昼寝でも、うっかり寝落ちでも、絶対にコンタクトレンズを装用したまま寝るのはやめましょう。目のトラブルに直結します。
万が一、目のトラブルが起こってしまったら?
目に異変を感じたら、慌てずに以下の対処をしましょう。
すぐにコンタクトレンズを外す:
これが最優先です。無理にこすったりせず、優しく外しましょう。
メガネに切り替える:
メガネを用意しておくと、いざという時に困りません。
症状を確認する:
痛み、充血、目やに、ゴロゴロ感、視界のぼやけ、異物感など、どんな症状があるか冷静に確認しましょう。
すぐに眼科を受診する:
症状が軽度に見えても、自己判断はせずに、必ず眼科医に相談しましょう。特に、激しい痛みや急な視力低下、白い膜のようなものが見える場合は、緊急性が高いです。
まとめ:コンタクトレンズは「医療機器」!大切に扱って目を守ろう
コンタクトレンズは、あなたの生活を豊かにしてくれる素晴らしい「医療機器」です。しかし、その手軽さから、つい扱いが雑になってしまいがちです。
眼科医の先生が厳しく指導するのは、他でもない、あなたの大切な目を守りたいという強い思いからです。正しい知識と使い方を身につけ、日々のケアを怠らず、定期的な検診を欠かさないこと。これらが、快適なコンタクトライフを続けながら、かけがえのない目の健康を守るための最も重要な秘訣です。
さあ、今日から、あなたの目を労わる「正しいコンタクトレンズ習慣」を始めてみませんか?