アシダカグモは「人になつく」って本当?ちょっと苦手…でも実は頼れる「天然の防衛隊」!

 

見た目はちょっとドキッとするけれど、実は私たちの生活をそっと守ってくれる頼もしい存在、「アシダカグモ」。まるで手のひらサイズで、素早く家の中を移動する姿を見ると、「わっ!」と驚いてしまうかもしれませんね。

そんなアシダカグモについて、「人になつくって本当?!」という気になる噂や、その意外な役割について、詳しくお話ししていきます。これを読めば、あなたのアシダカグモへの印象が少し変わるかもしれませんよ!

「アシダカグモは人になつく」って本当?

結論から言うと、アシダカグモが犬や猫のように愛情を込めて「人になつく」ということはありません。クモは感情や愛情を示す動物ではないため、人間に対して友情のような感情を抱くことはないのです。

しかし、一部で「なつく」と言われる背景には、以下のような理由が考えられます。

  • 餌付けによる「慣れ」: 飼育しているアシダカグモが、ピンセットから餌を受け取るような行動を見せることがあります。これは人間を「餌をくれる存在」として認識し、警戒心が薄れているだけで、愛情からくるものではありません。
  • 臆病な性格: アシダカグモは非常に臆病で、人を見るとすぐに物陰に隠れたり逃げたりする習性があります。もし逃げずにじっとしているような場面があったとしても、それは人間を警戒しつつ様子を伺っている状態であり、「慣れている」とは少し異なります。時間をかけて危害を加えない存在だと分かれば、噛んでくることはほとんどありません。
  • 害がないことへの安心感: 人間に危害を加えないことが分かり、じっと見ているうちに「攻撃してこない=慣れた」と感じる人もいるかもしれませんね。

基本的には人間を怖がるため、彼らから積極的に人間に寄ってくることはほとんどありません。

見た目はドキッ!でも、実は頼れる「益虫」アシダカグモのすごい能力

大きな体と素早い動きで、初めて見るとギョッとしてしまうアシダカグモですが、その見た目とは裏腹に、私たちの生活にとって非常に有益な「益虫(えきちゅう)」なんです。

1. 「ゴキブリハンター」の異名を持つ!

アシダカグモの最大の魅力は、その優れた害虫捕食能力です。特に、多くの人が嫌がるゴキブリにとっては天敵中の天敵!

「アシダカグモが2、3匹いる家では、半年以内にゴキブリが全滅する」と言われるほどで、そのあまりの捕食能力の高さから、インターネット上では「アシダカ軍曹」というユニークなあだ名で親しまれています。

ゴキブリの他にも、ハエ、ガ、カ、ハサミムシなど、家の中に現れる様々な不快害虫を捕らえて食べてくれます。彼らが家の中にいるということは、「ゴキブリなどの餌がいる」というサインでもあります。

2. 巣を張らない「徘徊性」のクモ

一般的なクモと異なり、アシダカグモ糸で巣を張ることはありません。家の中を徘徊しながら獲物を探し、素早い動きで捕らえます。そのため、家の中にクモの巣ができて汚れる心配がないのも嬉しいメリットです。高いところから降りる時や、卵を守る時にだけ糸を使います。

3. 人間に危害を加えない、衛生的にも安心

アシダカグモは基本的に人間に無害です。毒は持っていますが、それは獲物を消化するための成分であり、人間にはほとんど影響がありません。また、非常に臆病な性格なので、人間から手を出したりしない限り、噛み付いてくることはまずありません。万が一噛まれても、軽度の腫れや痛みにとどまることが多いです。

さらに、アシダカグモは病原菌を媒介する心配がないため、衛生的にも安心です。むしろ、不潔なゴキブリを食べてくれることで、家の中の衛生環境を保つのに貢献してくれます。

アシダカグモとの「共生」を考える

見た目に抵抗がある方もいるかもしれませんが、アシダカグモは私たちの暮らしを快適にしてくれる、とてもありがたい存在です。もし家で見かけても、慌てて駆除しようとせず、そっと見守ってあげるという選択肢も考えてみませんか?

彼らが家からいなくなるのは、そこに餌となる害虫がいなくなった証拠とも言えます。つまり、アシダカグモは「家が綺麗になったよ!」と教えてくれる、害虫駆除のバロメーターでもあるのです。

どうしても苦手で駆除したい場合は、直接触らず、ほうきで掃き出すか、紙コップなどをかぶせて外に出してあげる方法がおすすめです。市販の殺虫剤も効果的です。


まとめ:見た目の印象だけで判断しない「天然の防衛隊」

アシダカグモは、残念ながら人になつくことはありませんが、その見た目からは想像できないほどの強力な「天然の防衛隊」として、私たちの家から害虫を駆除してくれます。

もしあなたの家にアシダカグモが現れたら、それはもしかしたら「ゴキブリが潜んでいるかも…」というサインであり、「今、あなたの家を守ってくれている」証拠なのかもしれません。彼らの存在を知り、上手に付き合うことで、害虫の少ない快適な暮らしが手に入るといいですね。

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