「気持ち悪い」と受け取られかねない?かわいい系のNG梱包例
心を込めたはずの梱包が、なぜ「気持ち悪い」「不快」といった印象を与えてしまうことがあるのでしょうか。主なNG例を見ていきましょう。
- 香りが強すぎる!匂いテロに注意
「良い香りを届けたい」と、香りの強い芳香剤や柔軟剤を箱に入れたり、香水が染み込んだ布を添えたりするのは要注意です。
- 理由: 人にはそれぞれ香りの好みがあり、アレルギー体質の方もいます。衣類や布製品に香りが移ってしまうと、洗濯しても取れにくく、購入者にとっては大きなストレスになることがあります。香りが強すぎると、新品のアイテムでも中古品のような印象を与えてしまうことも。
- 過度な装飾や個人的すぎるメッセージ
キラキラのラメや大量のシール、手書きの長文メッセージ、キャラクターグッズの多用など。
- 理由: アイテムによっては、可愛らしさが「子どもっぽい」「過剰」と感じられることがあります。特に、大人が使うものやシンプルなデザインのアイテムの場合、あまりにも個人的な装飾は、購入者にとって「自分の好みとは違う」「処分に困る」といった負担になりかねません。また、初対面の人から個人的すぎるメッセージを受け取ることに抵抗を感じる人もいます。
- 素材や衛生状態が気になるもの
自宅にある「使いかけ」や「使用済み」に見えるリボンや布、ホコリっぽい資材など。
- 理由: 梱包材は、清潔感が第一です。リサイクル材を使うのはエコで良いことですが、清潔感がなく、ホコリや汚れが見えるようなもの、異物混入の可能性があるものは避けるべきです。どんなに可愛くても、衛生面に不安があると、商品への信頼も損なわれてしまいます。
- 商品とのミスマッチ
ビジネス書や高級ブランド品など、落ち着いた雰囲気のアイテムに、フリフリの可愛らしい包装を施すなど。
- 理由: 商品のイメージと梱包の雰囲気が合わないと、購入者は違和感を覚えます。梱包も「商品の一部」として、商品の価値を高めるものであるべきです。
購入者さんに「気持ちいい」と思ってもらう梱包の秘訣
では、どうすれば購入者さんに「良い買い物をした!」と感じてもらい、高評価につなげられるのでしょうか。
- 「清潔感」と「安全性」を最優先に!
これが最も重要です。
- 清潔な梱包材を使う: 新しいOPP袋やプチプチ、段ボール箱などを使いましょう。もしリサイクル資材を使う場合は、汚れや破れがなく、清潔であることを徹底してください。
- しっかり固定・保護する: 商品が配送中に動いたり、破損したりしないよう、プチプチや緩衝材で丁寧に包み、隙間を埋めて固定します。
- 防水対策を忘れずに: 雨や雪、結露などから商品を保護するため、ビニール袋などで二重に包むのが基本です。
- シンプル・イズ・ベスト!
過度な装飾はせず、**「分かりやすく、丁寧」**を目指しましょう。
- 透明なOPP袋で商品を包むだけで、清潔感と特別感が出ます。
- テープは綺麗に貼り、剥がしやすいように工夫するのも親切です。
- 万能な「一言メッセージ」のススメ
手書きのメッセージは、温かみが伝わりますが、長文や個人的すぎる内容は避けましょう。
- 例: 「この度はご購入ありがとうございます!」「〇〇(商品名)気に入っていただけると嬉しいです」「またご縁がありましたら幸いです」など、短く丁寧な言葉を選ぶのがポイントです。名刺サイズのカードに印刷しても良いでしょう。
- 商品に合わせた梱包を: 衣類なら防水対策をしっかりしてコンパクトに、割れ物なら厳重に緩衝材で包むなど、商品の特性に合わせた最適な梱包を心がけましょう。
- 送料を抑えるための工夫も: 厚みや重さによって送料が変わるメルカリでは、商品のサイズを計測し、送料を抑えつつ安全に梱包できる方法を選ぶのも賢明です。
まとめ:梱包は「おもてなし」の最終ステップ!
梱包は、購入者さんが商品を手にする最初の瞬間であり、出品者の「おもてなし」の気持ちが伝わる大切なステップです。いくら商品が良くても、梱包で残念な気持ちになってしまっては、リピートや高評価にはつながりにくいものです。
「かわいさ」を追求するあまり、相手に不快感を与えてしまわないよう、清潔感、安全性、シンプルさを第一に考えた梱包を心がけましょう。そうすることで、購入者さんはきっと「丁寧な出品者さんだ」と感じ、良い評価を付けてくれるはずです。